今も昔も同じ? その11
☆★少ない別居手当
1977年の普通世帯の平均消費支出は約1180万円ですから、1年間の生活費にも足りない額しか離婚に際しては支払われていないケースが大部分を占めていました。
当時、何組かの芸能人の問で、億という単位の慰謝料が支払われていましたが、それは本当に例外中の例外でした。
日本の離婚の9割は、協議離婚です。
一方に責任があって、裁判で争って慰謝料を得るのは1%にすぎません。
そうなると、大部分は夫の支払能力に左右されるのです。
相続財産が妻の寄与より夫の稼ぎできまるように、籍の際の支払金も夫の収入に大きく影響されます。
夫婦がそれぞれ自分の名前で得た所得は、それぞれの個人に属するという日本の夫婦財産制のもとでは、専業の主婦が自分の財産をもつというのは難しいのです。
とりわけ離婚という形で清算するときには、自分名義の収入がないというのは非常に不利でした。